防災対策ガイド

防災対策ガイド TOP > 津波の特性 > 津波の到達時間

津波の到達時間

津波が海岸に到達するまでの時間は、震源までの距離と海底の地形などで決まる。気象庁では、津波警報や津波注意報を発表したあとで、検潮所のある港への津波の第1波の到達予想時刻を10分刻みで発表する。
  
明治と昭和の2度の三陸津波は、震源地は三陸はるか沖で、海岸からの距離は200kmほどであった。地震発生から津波が最初に海岸に到達するまでおよそ30分かかっている。
  
しかし、1983年の日本海中部地震のときには7分後、1993年の北海道南西沖地震では5分程度で津波の第1波がいちばん近い海岸にやって来た。津波の危険地域では強い地震や弱い揺れでもゆったりとした大きな揺れが長く続く場合は、津波来襲の危険が大きいので、とにかく避難することが肝心である。