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地震の防災対策

目 次
地震に伴う現象
地震による災害を避ける
住まいの防災対策
地震時の防災対策
外出時の防災対策
 
地震に伴う現象

地震が起きると、断層が現れることがあり、特に震源域が海底の場合には、津波が発生することがある。
 
また地表に地割れが出来たり、軟弱な地盤では、液状化現象が生じたりする。さらに、山間部では山崩れや地滑り、土石流が発生する場合がある。
 
このほか、震源に近いところでは、地嶋りが聞こえたりすることがある。

地震による災害を避ける

防災対策 災害を避ける阪神・淡路大震災は、大被害をもたらした。地震が、どこで起きるか、または起こったかというのは震災をみる上で大事なことである。なぜならば、震災の大きさは地震自体の大きさには必ずしも正比例しないからである。阪神・淡路大震災の場合は震度も大きかったが、それ以上に人口が密集していたことが問題だった。被害地が大都市に近くなるほど、災害から災害を生み、広がっていくのである。
 
阪神・淡路大震災の震度は7であり、これは今までに予測できなかった数字だった。しかし関東には活断層があるので、地震がいつか必ず起こることは予測できるのである。もちろんその他の地域でも起こる可能性がないわけではない。天災から災害を生まないためにも、今からでも準備することは山積している。
 
大都市から移動することで、少しでも災害に巻き込まれにくくなるだろうが、今から田舎へ移動するのといっても簡単な話ではない。それならば今住んでいる場所を、少しでも地震による災害に対して強い地域にしなければならない。
 

住まいの防災対策

防災対策 住まい1981年に建築基準法施行令が改正されたため、それ以降に建てられた建造物の耐久性は高くなっている。もしこれから家を建てるなら、地震の揺れに合わせてクッションのように揺れを吸収する「軽量鉄骨工法」か、壁で支える造りのプレハブシステムを選ぶといい。工法でいうとツーバイフォー、木質パネル接着工法、コンクリート・ユニットがよいとされている。
  
阪神・淡路大震災の例では、震度7という大規模の地震であったにもかかわらず、それでも壊れずに済んだ家はこれらの工法で建てられたものが多かったのである。
 
家の内装をすることによって強度を高めるのも、地震災害に対する防災一つの方法である。
 
今から家の建て直しが無理でも、内装でカバーできることはしておきたいものだ。内装といえば、まず柱、次に土台と家全体を金具で補強することである。柱の補強はリフォームを頼むか、ベニヤ板を釘で打ち付けてクロス等を張りつける方法等がある。
 
そして部屋の中の家具の対処として、
・家具を少なくする
・天井につくまでの高さで固定する
・もしくは低めの家具にする
・収納家具にする

などが考えられるが、これは家具を壁や天井に固定することで柱の一つと考えるわけである。そうすれば柱がもうひと回り太くなることになり、地震に対する揺れの際に倒れてくる心配が少しでも減少される。
 
さらに2階以上にはできるだけ重いものを置くことは避け、1階に置くようにする、ガラスには防災用フィルムを貼る、寝る場所の近くには倒れてきそうなものは避ける、そして枕の上には靴 (できればガラスなどを踏んでも大丈夫なもの) と手袋 (軍手) といった、いわゆる防災グッズを常時置いておくことである。



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地震時の防災対策

「備えあれば憂い無し」と言われるように、いざと言う時のために防災グッズは用意しておきたい。防災グッズの内容といえば、懐中電灯、水、非常食、栓抜き、缶切り、はさみ、ラジオ、予備の乾電池、救急箱、マッチもしくはライター、キャンプ用食器セット、ガーゼ、ウエットティッシュ、多少の下着、レジャーシート、折り畳みのポリタンク、生理用品、携帯用トイレ等である。これらはできるだけリュックのような背負えるタイプのバッグに入れておくのがベストである。もし赤ちゃんがいる場合、赤ちゃん用のアイテムをぜひ用意しておいて欲しい。
 
もし防災グッズがバッグに入りきらない場合は、別に非常用の箱を作っておきたい。なお上記以外に必要と考えられるものとしては、粘着テープ、簡易トイレ、ろうそく、ナイフ、現金、保険証のコピー、折りたたみ傘、レインコート、卓上コンロ、燃料、非常食、水、洗濯剤等である。
 
そして地震が起こったときには、学校の防災訓練のようにテーブル等の下へ隠れ、1分たっても静まらなければ、頭部を防御して外へ出ることだ。避難する場所は普段から決めておき、身の安全を確認してから戸を開け、逃げ道の確保をし、火の元を消し、徒歩で逃げる。地震の規模が大きいほど、戸が歪んで開かなくなるので要注意である。



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外出時の防災対策

防災対策外出時に地震にあった場合、ビル街や繁華街にいたら、できるだけ広い、落下物がないところへ移動する。電車に乗っている際には周囲を確認して、非常用のポタンを押して外へ出る。喫茶店やレストランでは、危険を感じたら近くの避難所へ頭部に注意して逃げることだ。避難所へ逃げる際、細い路地や川べり、海辺には絶対に近づかないように。自動車に乗っていたらキーを付けたままにしておく。
 
またデマには絶対に惑わされないことだ。いつ地震が起こるかわかれば、それに越したことはないが、その予知は不可能に近いのである。阪神・淡路大震災や過去の地震を参考にし、災害にあった場合には、被害を最小限度にくい止めるよう防災対策を立てておきたいものだ。



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