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津波の継続時間

津波は、第1波が最大とならない場合も多い。津波は日本の近海で発生した場合でも、何時間も続くことがあるが、何千キロメートル、何万キロメートルと離れた場所で発生した津波は継続時間が長くなる傾向がある。これは四方八方に広がった津波が、あちこちの陸地や大陸棚に当たってはね返ってくるためである。
  
1960年5月のチリ地震津波のときには、津波は少しずつ低くなったものの、丸2日間も太平洋岸に押し寄せた。
  
また、太平洋に比べて面積の小さい日本海の場合は、日本の近くで発生した対岸の大陸から比較的速くはね返ってくるため、継続時間が長くなる傾向がある。日本海中部地震の時は、秋田、青森沿岸に津波警報が9時間も出されたままになった。