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その他の役立つ防災グッズ

目 次
マルチパーパスツール
スコーピオン フラッシュライト
サイリューム
家具固定器具
エマージェンシーブランケット
防水マッチ・固形燃料
マグネシウムファイアースターター
ケブラーヘルメット
 
マルチパーパスツール

アウトドアの流行で、ポケットツールがが飛ぶように売れたことがありましたが、選ぶときの基準として一番重要なのは、もちろん使いやすさです。すなわち、どれだけ優れたデザインを持っているかということになります。

多機能を求めるあまり、ついつい装備の多さに目を奪われがちだが、あまりにも多数の装備を誇る商品ほどそれぞれのパーツがお互いに足を引っ張り合って、結局使えないということが少なくありません。適度な数の装備を持ち、使いやすくジャマにならないサイズ、しかもリーズナブルな価格を持った商品が求められます。

マルチパーパスツールには、ペンチ、ナイフ、マイナスドライバー、栓抜き、のこ、スケール、やすり、缶切り、プラスドライバーと、これだけの装備が無理なくスリムなボディに収められています。

しかもこれらの装備を見て気がつくのは、どこの家庭にもある工具であること。ということは、このマルチパーパスツールを普段から使うことができるわけです。「何を当たり前なことを」といわれるかもしれないが、いざ、というときに初めて引っ張り出してきて馴れない作業で思わぬケガをすることもありえます。

普段から正しい使い方を覚え、その工具に慣れておくことはとても、とても大事なことなです。

マルチパーパスツール


スコーピオン フラッシュライト

日常生活において、あって当たり前と思いがちなのが平和と空気と水、そして明かりです。ひとたび災害に直面したなら、今までいかに文明社会の恩恵に浴してきたかがわかるというものですが、普段の実生活からは想像することすら難しいものです。

最近ではめったに停電すらしませんが、もしも突然、暗闇に放り出されたら・・。人間は暗闇の中では平常心を保っていられません。心のバランスを崩し、パニックに陥ってしまってはさらなる危機に襲われかねません。

冷静な心を呼び戻すには、明かりが絶対必要です。それも明るけれぱ、明るいほうがいいにきまっています。

スコーピオンのフラッシュライトは、一般的な懐中電灯など比べものにならないほどの明るさを誇っています。小型・軽量で有名なマグライトも性能面ではスコーピオンに及びません。

また、スコーピオンのフラッシュライトのポディには特殊アルミを使用し軽量でありながら充分な剛性を確保しています。表面にはラバーコーティングを施し、あらゆる状況下でも滑りにくくなっています。スコーピオンの信頼性の高さは、あの品質性能に一切の妥協をしないSWAT、アメリカンポリスの標準装傭となっていることからもうかがい知ることができます。

スコーピオン ライト

 

サイリューム

サイリュームというのは、一般の人には馴染みのないものですが、一度や二度は見かけたことがあるのではないでしょうか。電池も、火も使わずに、化学反応によって明かりを得る、というもので、縁日で子供の玩具として売られることもあるし、コンサートの会場でペンライトの代わりとして使うファンも多い。
 
ポピュラーなのは6インチ(15㎝)の長さのもので、硬質のビニール製スティックとなっているため、完全防水であり、水中での使用も可能です。

使用方法は、サイリュームを曲げると内部のガラス管が割れ、液体が混合され、光り始める、というものです。熱を持たないので、素手で持つことも、燃えやすいものといっしょに置くこともできます。

15インチ(38㎝)のロングサイリュームは遠くからも確認できる大きさなので、緊急用シグナルとしての人気が高いものです。色は緑と赤の2色があります。

いったん光り始めると12時間にわたって明るさを保つので、目印や信号としての使われ方が多い。コスト面で考えても安上がりといえます。

サイリュームライト


家具固定器具

災害と言うのはいつ来るか分からりません。就寝中にガタガタと言う揺れで、起きた経験もあるでしょう。寝ているときに地震が来て、周りの家具が倒れてきたら・・。

地震による被害で、家の中にいて家具で致命傷になる傷を負うことは少ないのです。そのため、家具を少なくすること、ベッドの周囲に家具を置かないようにすることは防災対策の一つです。

とはいっても部屋の大きさの問題で家具を少なくすることができない場合は、家具と天井の間に突っ張り棒を入れたり、家具と床の間に粘着マットを敷いたりして、動かないように補強する必要があります。

また、地震時に家具が倒れて逃げ道をふさがれたり、倒れた家具のガラス破片や木の破片などで怪我することも多いので、しっかりと動かないように固定することは災害を最小限に抑えることでも大切です。

家具転倒防止突っ張り棒



耐震・防振・粘着固定マット


エマージェンシーブランケット

熱帯夜に慣れた都会人には想像できないだろうが、アウトドアでは夜間は昼間よりも少なくとも10℃くらいは気温が下がるものです。夏場の10℃ならともかく、これが春先や秋口だったら・・、まして、真冬だったりしたら、もちろん命取りになりかねません。

極限の状況から生還した人たちに共通していることは、無駄に体力を消耗しないように努めていたことでです。体力を消耗しないこととは、体温を低下させないことともいえます。体温の低下は、つまり生命の危機に直結しているからです。体力を温存し辛抱強く救助を待てぱ、どんなときでも助かる可能性はそれだけ大きくなります。

体温の低下はおもに雨等で身体が濡れる、風にさらされる、外気温との差が大き過ぎる等の原因があります。ということは、とりあえず雨を防ぎ、風を防ぐことが重要なわけです。エマージェンシーブランケットは表面をアルミコートしているので、水をはじき風も通しません。また、エマージェンシーブランケットをまとえば身体とエマージェンシーブランケットとの間にできる空気層が、断熱層となって体温の放熱を防いでくれます。

エマージェンシーブランケット最大の利点は、これだけの特徴を持ちながらとてもコンパクトな点です。折り畳んだ状態で、難なくポケットに収まってしまう小ささです。使わないに越したことはないが、あるとないとではその差は大きいでしょう。

携帯用簡易寝袋 コクーン

防水マッチ・固形燃料

災害時に確保したいものの代表といえば、ナイフと火であるが、この火というのがなかなか得がたいものです。日常の生活では火などどこにでもあって、スイッチをひねればガスが燃えます。しかし、災害時ではそうはなりません。これは火に限らりませんが、何から何まで入手しにくくなってしまうものなのです。

火があれば明かりを採れるばかりでなく、寒い場合には貴重なヒーターとなります。ものを煮たりすることも可能です。つまり、人の生活に絶対に必要なものなのです。

そんな火だが、いったいどうやっておこしたらいいだろうか。ライターでも持っていれば問題ないが、誰もが持っているわけではありません。たとえライターを持っていたとしても、燃やせるものが近くになかったり、濡れてしまっていたりしたら火はおこせません。

防災・非難具の一つとして、防水マッチと固形燃料を用意しておくと、いつでも火をおこせるだけでなく、少しくらい濡れた木であっても燃やすことができます。また固形燃料を使えば簡単に湯を沸かせるので、キャンプでも重宝することでしょう。

災害時に使用すべき道具は、正確に使えないと何の役にも立たないので、高価な商品でなく、この防水マッチや固形燃料のようなものであれば実際に使用してみることが大切です。災害時に自分の用意しておいたグッズを無駄なく要領よく使うための練習をしておくのは、避難場所や非常出口の確認をする以上に大事なのです。

防水マッチ


固形燃料

マグネシウムファイアースターター

火の確保は最優先したい、といっても災害時にそれは容易でありません。ものの溢れる日本に住んでいては、火くらいはどこにでもあると思い込んでしまうのも無理はありません。

火をおこすには、マッチかライターがあればよく、さらに固形燃料を濡れた薪を燃やすための点火剤として使えば完壁となるでしょう。では、それ以外の方法はないのかというと、実はサバイバル(生き残り)ツールの決定版ともいわれる火おこしの道具があります。ミリタリーマニアの間では広く知れ渡っているマグネシウムファイアスターターと呼ばれるものです。

マグネシウムというのは大変に燃えやすい金属で、それも瞬間的に燃えて大きな熱と光を発します。昔は写真を撮るときのストロポ代わりにも使われていたほどです。

そんなマグネシウムの塊を持ち歩き、いざというときにナイフで削り、そこに火花を散らしてやると勢いよく燃え上がります。紙や木の燃焼よりも高温であるため、燃えにくいものへの点火剤として威力を発揮します。マグネシウムを多く削るほど火力は上げられるため、使い方次第では濡れた薪さえも燃やすことができます。

マグネシウムというのは粘りの少ない金属なので、ナイフでやすやすと削ることができるし、ナイフの刃でスタータに付いている発火石を擦れば、簡単に大量の火花を散らせるため、初めての人でも難なく使用できます。また塊のままでは燃えないので、安全性も高く、最高のサバイバルグッズの一つです。

マグネシウムファイアースターター


ケブラーヘルメット

人間の肉体のなかで最も重要とされているのは頭部であり、そのためバイクに乗る際にはヘルメット着用が義務づけられています。また、人が転んだときなど、本能的に頭部を守るともいわれています。
 
ところで、身の危険を最も強く感じるところといえば、やはり戦場でしょう。いつ命を落としてもおかしくないい「非日常性」と隣り合わせの生活を強いられてしまうのですから、想像すらできません。そんな危険な場所で行動しなければならない人々にとって、安全の確保は何よりも気を配る条件となります。特に、頭部の保護は完壁にしたいものです。

軍隊で使用するヘルメットは、長い間、鋼鉄製でした。丈夫で軽く、生産性にも優れていたためだが、何よりも、コストを抑えられるというメリットがありました。しかし、最近のヘルメットは、鋼鉄よりもさらに丈夫で、しかも軽量なものが使われています。化学の進歩によって、安全性が高められたことになります。鋼鉄から、ケブラーと呼ぱれる繊維を何層にも重ねたヘルメットに変更されたのです。 

ケブラーは引っ張り強度に優れた繊維で、防弾チョッキにも利用されているものです。そのため、高速飛翔物の進入をくい止めるのに、大きく役立ってくれるでしょう。

カーボンケブラー ヘルメット