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日本海側に降る大雪の原因

日本海側の大雪の原因日本海側に降る大雪の原因は以下のようなものが考えられる。

① 北西季節風が日本海を吹き渡るとき、シベリア大陸の沿岸から北陸までの距離が最も長い。
② 北陸沿岸には、冬でも10~14℃の高水温の対馬暖流が流れている。①と②によって、冷たい北西季節風に熱と水蒸気が大量に供給される。
③ 北陸地方の背後には、険しい脊梁山脈がびょうぶのように立っているので、水蒸気をたっぷり含んだ北西の季節風が衝突すると、上昇気流が発生して大雪が降る。
④ 寒気に伴う筋状の雲とは別に、その南に見られる帯状収束雲の持続性と進入も一因となる。