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台風の風速の分布

台風の進行方向に向かって右側では左側に比べて、風が強く吹く。これは、右側では、台風自身の風と台風を動かす流れの方向が同じため、風が強くなるのに対して、左側ではそれらが逆になるためである。
 
昔、帆船時代には台風の右側では、台風の中心から逃れようとすると、強い風に加えて向かい風で逃げられなくなったのに対し、左側では、追い風を利用して台風の中心から遠ざかることが出来た。
 
暴風域は平均風速毎秒25m以上の風が吹いている範囲を、また、強風域は平均風速毎秒15m以上25m未満の風が吹いている範囲を指す。気象庁の発表する情報などでは、「毎秒25m以上の暴風域」、「毎秒15m以上の強風域」と言うように、具体的な風速を付けて使われる。1975年に気象庁は、暴風圏、強風圏をそれぞれ暴風域、強風域に改めた。