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都市水害

洪水災害都市部では、地面が道路舗装やコンクリート地盤で覆われているため、降った雨が地中にしみ込まず、大部分が直ちに河川へ流れ込む。このため、強い雨が短時間に降ると、水かさ(水位)が急激に増して、氾濫しやすい。
 
また、下水道、用水溝でも、排水能力が追いつかなかったり、河川から逆流してあふれたりして浸水する。これらを都市水害と呼ぶことがある。
 
都市の開発が進むにつれて、水かさのピークは顕著かつ急激に現れるようになっており、、地下街や地下室の浸水で被害が出るようになった。このため人工の遊水池や地下の排水賂を作るなどの対策をとっている地域もある。
 
こうした都市型水害などへの対策として、気象庁は2004年6月より「降水ナウキャスト」情報で被害の軽減に努めている。1時間先まで10分間ごとの、全国の1kmメッシュの降水予測である。10分ごとに最新の予測をおこなうことから、急激に発達する雨域をとらえることが出来る。