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津波のしくみ

目 次
津波の発生
日本の津波の規模
 
津波の発生

津波災害国際用語となっているツナミは、2004年のスマトラ島沖地震の映像で、初めて津波の恐ろしさを知った人も多いと思うが、日本は島国であることから、沿岸地域はすべての場所で津波に襲われる可能性がある。
  
津波とは、海底で地震が起こることにより、広範囲にわたって急激な上下の運動、地形変化のでこぼこが生じ、それがそのまま海面に伝わり四方へ波動する現象をいう。つまり海底の浅いところで地震が起きると、津波を引き起こすことが多いのである。
  
その規模は、通常は地震の大きさ(マグニチュード)に比例しているが、それだけではなく、震源の深さなどにも影響されてくるのである。
  
また海底火山の噴火や、地滑りが海中に突入すると、大きな激しい津波が起こることもあるが、この津波は非常に局所的である。

日本の津波の規模

忘れてならないのは、日本海側では、地震の規模が小さくても、津波の規模は大きくなることだ。それは日本海側と太平洋側とでは海底の断層面の傾斜の角度が違うからで、日本海側はより急傾斜なのである。つまり、日本海側のほうが津波を起こしやすく、地震の影響を受けやすい形をしているためである。
     
海辺に住んでいないから大丈夫、津波は関係ないというわけでは決してない。海水浴やサーフィン、スキューバダイビング、ヨット等、海に関係するレジャーは、夏だけでなく、年間を通して行われているのだ。それだけに津波に対する注意は必要なのである。