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活断層

第四紀と呼ばれる最近の地質時代(最近の200万年くらい)にずれ動いた断層を、活断層と呼んでいる。「活」とは、今も活動しており、今後も活動するおそれがあるという意味である。

ただし活断層はいつも絶えず活動しているわけではないし、動く周期や、いつ再び動き出すかという予測も難しいのである。

阪神・淡路大震災を引き起こしたのは、深さ16キロにある野島断層という活断層で、その断層が突然動き出し右横ずれが起こった。それを引き金に時速1万キロの猛スピードで、兵庫県南部の海岸線に隣接する浅野断層、須磨断層、諏訪山断層、芦屋断層が連鎖反応的に破壊されていった。長さにして約40キロ、最大幅20キロの断層帯をたった十数秒で破壊したのである。

日本全国には、現在分かっているだけで大きな活断層が約2000ヶ所あると言われている。しかし、その存在が分かっていない活断層も多い。