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山に登っている時

地震 山に登っている時ハイキングや登山で渓谷を訪れているとき、恐いのは土石流(山津波)や雪崩です。大規模な土石流の崩れ落ちる速さは時速50㎞といわれ、発生したらまず助かりません。
しかし、土石流や土砂崩れの来襲の直前には、前触れがあります。地震を感じ、山奥で雷のような音が響いたら、岩場や渓谷にいる人は直ちに避難すること。その場合、下流に逃れてはいけません、絶対に危険です。横方向へ逃げることが最善策です。

また山間地では浮石 (地面から飛び出ている石) が地震動によって、一気に落ちてくる危険性があるので気をつけることです。平成10年8月に発生した長野県安曇村の上高地群発地震では、地震直後引き返そうとした登山者が落石にあたり、150m下に滑落し死亡する事故がありました。落石は揺れた直後に発生しやすいので、傾斜地にいる場合は背中を山に見せないことです。