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土砂崩れ・土石流の防災対策

土砂崩れ・土石流の防災対策土砂崩れを抑えるための方法としては、土石流の運動を開始させないことで、また土砂崩れが開始したとしても、雪だるまのように成長させないことである。そのためには砂防のダムを作るか、原野に力を拡散させるようにするかだ。もしくは土砂崩れを防ぐ理想的な形を得ることによって動きを止めるか、である。いずれにしても、こういった大規模な事業は国に任せるしかない。
 
土砂崩れは、基本的には山や谷の上から襲ってくるものだ。特に日本は観光化が進んでいる国である。開発が進むことで誕生した土石流発生の危険性のある場所(川、谷を含む)は、全国に約7万ヶ所近くもあるといわれている。これだけの数の地域が豪雨等の影響で土石流を発生させると考えれば、山の付近や山に住んでいる人以外は、雨の多い日にできるだけ山に近づかないことが大事だとわかるだろう。豪雨が起これば土砂崩れが発生する危険性が高くなるので、警戒避難誘導に従い、早めに避難したほうがいい。
 
防災グッズは絶対に身につけなければならない。特に雨や夜間を想定して、頭まで覆われるレインコートと懐中電灯は必需品である。そしてTVやラジオからの情報も確実にチェックしておく。かさ張ってしまうTVはともかく、ラジオは持ち出しても使えるように電池で聞けるようにしておいたほうがいい。
 
土砂崩れに巻き込まれたら、家屋など一気に飲み込まれてしまう。地すべりより被害は大規模となり、しかも予測はかなり難しいとされる、実にやっかいな災害なのである。