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救急・救出のためのグッズ

目 次
防災用品避難セット
ファーストエイドキット
パラシュートコード
救出用具
 
防災用品避難セット

防災用品避難セットは、できれば家族一人に一つずつ、リュック等の背負えるものに入れて用意しておいたほうがいいでしょう。その中に入りきらないもの、例えば補充しておくべき水や食料は別に入れておく箱を用意しましょう。

忘れてならないのは水と食料の賞味期限です。短いものでは半年しか持たないし、水は最高でも3年程度までです。缶詰の賞味期限は比較的長いが、くれぐれも緑青が浮いたものは避けること。食品に関しては絶えず確認して、最低でも半年は持つものを準備しておきましょう。
  
それ以外のものでは、電池と救急箱の中身、ウエットティッシュ、洗濯剤です。入れ替えが必要なものは、それだけをまとめて配置しておくとわかりやすいでしょう。

避難ホームセット(食器から救急セットまで収納)

ファーストエイドキット

サバイバルキットなら、どんなサバイバルキットにも必ず入っているのがファーストエイドキットとよばれるものです。その内容は、絆創膏その他2~3点の簡単なセットから、医薬品に簡単な医療器具まで入った重装備のものまでさまざまです。

どれを選ぶかは、内容や値段によるのですが、ここでのお勧めの方法としてはまず、最低限の内容、つまり絆創膏や包帯といったどのセットにも必ず入っているものだけというセットを選びましょう。どのセットにも必ず入っているということは、それだけ使用頻度が高いということの証明でもあるからです。

このセットを基本として、そのほか必要と思われるものを自分なりに選んで揃えていくのです。薬品には必ず使用期限があるし、自分の体質に合わない薬品が入っていることもなくはありません。

ところで、家には忘れずに備えているファーストエイドキットも、はたしてそれだけでいいのでしょうか? 
現代はクルマ社会であり、特に男性ならば家を空けている時間のほうが長いはずです。そのため家庭に常備するだけでなく、自家用車に忘れずにひとつ備えておくことは、大切です。


ファーストエイドキット

パラシュートコード

今現在、ロープを必要とする人間が何人いるでしょうか?職業柄、必要としている人はもちろんいるでしょうが、その具体的な職種まではすぐに思い浮かべることはできません。仮に、必要になったとしてもロープに代わる便利なものを入手することは、さほど難しくないはずです。それほど今の一般の日常生活では必要がないものと思えます。

道具とは、元々とてもシンプルなものでありました。そのシンプルさゆえ、あらゆる用途に応用が利いたのではなかったのではないでしょうか。「多用」ということは、個々をとってみれば中途半端ということと同義になります。その中途半端さを補うのが、知恵すなわちテクニックでした。

道具は、特にいざというときの道具は優れたものでなければなりません。優れた性能を有し、あらゆる応用に対処できる、これこそ最高の道具です。パラシュートコードは靴紐ほどの太さでありながら、450㎏もの荷重に耐えることができ、現在市場で入手可能なロープの中では最良の逸品です。あとは、使う側の知恵でこのロープを生かすことです。

US パラシュートコード

救出用具

震災時は消防車も救急車も当てになりません。地震によって倒壊した家屋から人の声が聞こえても、道具がなければ助け出せません。実際そうして亡くなった方も、過去の震災では数限りなくいたのです。

そのような救出のためにせめてノコギリ、シャベルくらいは備えておくべきです。身動きができず火が迫ってきたりしたとき、一本のノコギリが大変な働きをすることがあるからです。

そのほか、救急・救出のための道具として次のようなものが役立ちます。
・大バール
・大ハンマー
・ロープ(太目のもの)
・ジャッキ(車のジャッキは危険なので、爪つきジャッキ)
・ノコギリ(大・小)
・チェーンソー(替刃と燃料の混合ガソリン)
・コンクリート造りのマンションは削岩機とコンクリートカツター
・革手袋
・シート
・折りたたみ担架
・鉄バイプ
・チルホール(重いものを持ち上げたり、引っ張る道具)
・大型救急箱
・折りたたみリヤカー
・ワイヤーカッター
・大工道具
・発電機とコードリールと投光機セット
・ガソリン缶詰
・脚立
・防塵メガネ・防塵マスク
・食品ラップ(止血)
・寝袋または毛布