地下の岩盤の破壊が最初に始まった場所を地震の震源と言う。これに対して震源地は、地下にある震源の真下にあたる場所の地名を指す。震源地については、地震の専門家は震央と呼んでいる。
震源が破壊の始まった「点」を指すのに対して、震源域は破壊された全体の「面」(地域)を言う。したがって、震源域域は断層の大きさとほぼ同じ大きさになる。
規模の大きな地震の場合、震源域は断層の長さが数10kmから100km以上にもなる。地震が起きたとき、震源はわかるが、断層が地下に隠れていることが多いため、震源域はどこからどこまでと特定することが難しい場合もある。
地震は深さ10kmから60kmくらいのところで起きることが多い。
しかし時には深さ数百kmという、非常に深いところで起きる地震もあり、これを深い地震(深発地震)と呼んでいる。